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子供の成長の大まかな目安について

 

子供,成長,目安

子供の成長というものは、本当に著しく短い期間で様々なことが次々にできていくようになります。生まれたたての赤ちゃんの頃は1日の大半を寝て過ごしていた子も、数年すると大人と同じように元気に自分の足で走り回れるようになります。

 

子供の成長発達には必ず段階があり、段階を少しずつ踏みながら成長を遂げていきます。子供の成長発達がどのように進んでいくのかを把握しておくことで、より子供の成長を喜ぶことができるでしょう。

 

食事

 

子供,成長,目安

まず、食事面で子供は大きな成長を遂げます。そもそも生き物にとって「食べること」はとても重要なことで、自分の意志で自分の力を使って食べ物を食べるということは、生きていく上で大変大切な力です。

 

この力を身につけていくためには、まずは食べ物を「飲み込む」「噛む」、「掴む」「口へ運ぶ」という動作ができなければなりません。

 

 

~食べることができるようになるための成長発達段階の大まかな目安~

 

<0~5か月頃>哺乳期…飲む

●産まれたての赤ちゃんは、唇と舌を上手に使い分けて舌を前後に運動させながら乳汁を飲み込む

<5~6か月頃>離乳初期…飲み込む

●大人と同じように、唇と舌とあごを上手に使い分けて、ドロドロ状の離乳食などを飲み込むことができるようになる
↓ 

<7~8カ月頃>離乳中期…捕食・どろどろにして飲み込むことができる

●唇で食べ物を挟むことができるようになる
●唾液と混ぜ合わせてどろどろになったものを飲み込むことができるようになる
●あごや舌を上下に動かしながら食べ物を飲み込む

<9~11カ月>離乳後期…すりつぶして飲み込むことができる

●奥の歯ぐきなどを用いて食べ物をすりつぶして飲み込むことができる
●あごを左右に運動させながら咀嚼運動を行う
●唇をしっかりと閉じながら舌を左右に動かしながら咀嚼する

<1歳~1歳半頃>離乳完了期…手づかみで食べることができる

●最初は手を口に運ぶのではなく、手に口を寄せながら食べます。手づかみ食べをすることで、食べ物の温度や硬さ、口に入れられる大きさの適量などを学ぶことができます。

<2歳~3歳>前歯で噛みちぎる

●歯が生え揃ってきて、前歯を器用に使いながら食べ物を噛みちぎることができるようになる
●咀嚼運動が完成する

 

 

このように食べ物を食べるためにも、ひとつひとつ段階を踏んで成長発達を遂げていきます。この成長発達に合った食べ物を大人が選び、各適した時期に子供に与える必要があります。

 

最近では離乳食の簡単な作り方やレシピなどが、インターネットや雑誌などにたくさん掲載されていたり、スーパーやドラッグストアなどには、調理済みの離乳食などもたくさん販売されています。

 

こういった市販品を上手に活用しながら、たまには手作りもしつつ、無理のない範囲で子供の成長を促すことができるような離乳食を進めていくようにしましょう。

 

排泄

 

子供,成長,目安

赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいる間も、羊水を飲んでは排泄を繰り返しています。産まれてからもすぐに排泄ができるように、トレーニングをしているわけです。

 

排泄にも発達段階があります。発達段階をしっかりと理解をした上で「トイレトレーニング」を始めると、早めにおむつを卒業できる場合があります。

 

なのでこれからトイレトレーニングを始める予定がある方は、排泄に関して「一体どのように成長発達を遂げるのか」を確認しておくことをおすすめします。

 

 

~おしっこが自分でできるようになるまでの大まかな成長段階の目安~

 

0か月~6カ月頃

●まだ膀胱におしっこをためておくことはできないため、1日に15~20回程度おしっこをする
●膀胱の容量はたったの20ml程度のため、頻繁に少量のおしっこをする

6カ月~1歳頃

●おしっこが膀胱に溜まっていく感覚が少しずつわかるようになってくるため、おしっこをする前に泣いたり遊びを止めたりするような仕草が見られる場合がある
●膀胱の容量が50~80ml程度になるため、1日に11・12回前後おしっこをするようになる

1歳~3歳頃

●膀胱におしっこがたまること=おしっこがしたいという感覚だということを理解し始める
●膀胱の容量は100~130ml前後になる
●まだおしっこを自分の意志ですることは難しい

3歳~5歳頃

●おしっこを我慢することができるようになり、自分の意志でコントロールすることができるようになる
●腎臓でつくられるおしっこの量が増えると共に膀胱の容量も160~200ml程度に成長する

 

 

このように身体の機能の成長と共に、排泄のコントロールが少しずつできるようになっていきます。まだ身体の機能が十分に発達していないのに

 

「どうしておしっこを我慢できないの」
「どうしてもっと早くおしっこしたいって言わなかったの」

 

などと子供を責めても意味がありません。

 

また、腎臓や膀胱などの成長は個人差があり、同じ年齢でも大きな差があります。

 

「そろそろおしっこを溜めることができるようになってきたかな」
「そろそろおしっこに行きたいという気持ちが分かり始めたかな」
「そろそろ自分の意志でおしっこをすることができるようになってきたかな」

 

などと、子供の成長発達具合をよく観察し、様子を見ながらその時々に合った援助を行うようにしましょう。

 

衣服の着脱

 

子供,成長,目安

衣服の着脱も、大人にとっては誰でもできる当たり前のことと思いがちですが、実は着脱にも成長発達の段階があります。

 

大まかな目安としては、小学校に就学するまでには自分自身で全身の着替えができるようになっておく必要があります。

 

成長段階の大まかな目安を参考にしながら、大人は必要に応じてサポートをするようにしましょう。

 

 

~着替えの成長段階の大まかな目安~

 

1~2歳頃

●自分で帽子や靴下などを引っ張りながら脱ぐことができるようになる

2~3歳頃

●前開きのコートなどの上着は、自分で脱ぐことができるようになる
●2歳半頃になると、自分でしたいという気持ちが芽生えるため、自分で洋服を着ようとする
●2歳半頃になると自分で靴下を履いたり靴を履いたりできるようになる
●袖口を大人が案内してあげると、自分の意志で腕や首などを通すことができるようになる

3~4歳頃

●ボタンに興味を抱き始め、自分自身で前のボタンをかけることができるようになってくる
●3歳半頃になると、すべての洋服を自分で着ようとすることができる
●脱いだ洋服を半分に折りたたむことができるようになる

4~5歳頃

●腕を袖にきちんと通して、洋服を間違えずに自分で着替えることができるようになる
●タイツや水着など履きにくいものも、大人の手伝いなしに自分で履けるようになってくる

5~6歳頃

●一人で全身スムーズに着替えることができるようになる
●ひもをかた結びで結ぶことができるようになる
●洋服の裏表がわかり、裏返っている洋服を元に戻して綺麗に畳んで片付けることができるようになる

 

 

衣服の着脱は、子供自身の「やる気」が大きく影響します。そのため、子供自身が「自分でやりたい」と感じた時に、たとえ時間がかかっても子供自身に挑戦させる機会を大人は設ける必要があります。

 

子供,成長,目安

どうしても急いでいると時間がかかってしまうため、大人が着せたり脱がしたりしがちですが、せっかく子供が「自分で着替えたい」と感じているのであれば、その思いを尊重し、ゆっくり時間をかけてでも自分で着替えができるようにサポートをするように心がけましょう。

 

そうすることで「自分でできた」という自信に繋がり、「次も頑張ろう」という意欲に繋げていくことができます。

 

大人の手伝いなしに自分で服の着替えができるようになれば、子育てもとても楽になります。着替えの最初の時期だけぐっと我慢して、サポートが必要な時だけ手伝いをするようにしましょう。

子供の身体の様々な機能についての成長目安

 

視覚

 

子供,成長,目安

産まれたての赤ちゃんは、まだ、視力がはっきりしておらず、大体6歳頃になると大人と同じような視力になっていきます。

 

お母さんのお腹の中にいる間から外の世界の音が聞こえている聴覚に比べて、視覚の成長発達と言うものは、比較的ゆっくりであることが分かっています。

 

 

~子供の視力・視覚の成長発達の大まかな目安~

 

新生児

・目を開くことはできるが、まだ明るさが分かる程度
・生後1ヶ月頃でものの形がぼんやりと分かってくる
・生後2カ月頃で色が分かるようになってくる

3か月頃

視力:0.01~0.02
・4ヶ月頃になると、動くものを目で追うことができるようになってくる

6カ月頃

視力:0.04~0.08

1歳頃

視力:0.2~0.25

2歳

視力:0.5~0.6

3歳

視力:1.0以上
・大体半分以上の子供が視力1.0以上になる

6歳頃

視力:1.0~1.2

 

 

このように子供の目というものは、少しずつ…少しずつ…成長発達を遂げ、様々なものが見えるようになっていきます。視力を発達させるためには「毎日様々なものを見る」ということが何よりも大切になってきます。

 

毎日色々なものを見ていく中で、目から様々な刺激を受け、それを脳が正しく理解していき視力の発達へと繋がっていきます。

 

出来る限りテレビやスマートフォンなどの画面ばかりを見る習慣ではなく、自然の中で様々な物や形を見て、色々な刺激を受けながら視力の成長発達を促して行くようにしましょう。

 

 

日本の自然の風景(上高地)

<日本の自然の風景:上高地

 

運動機能

 

子供,成長,目安

産まれたばかりの赤ちゃんは首も座っておらず、ほとんどベッドの上で寝たまま、あまり身体を動かしたりすることもありません。

 

しかし、そのような子供も日に日に成長していき、5歳頃になると大人と同じように走ったりスキップをしたりと活発に様々な運動をすることができるようになっていきます。

 

大人にとってはごく当たり前の「歩く」「立つ」などの運動機能も、赤ちゃんのうちはなかなかできません。まずは首が座って腰が座って…と段階を経て少しずつ運動機能が発達していき、その末に獲得していくものなのです。

 

 

~子供の運動機能の発達段階の大まかな目安~

 

新生児

・手の平に当たったものを掴むことができる
・肘やひざを軽く曲げている

3か月頃

・首が座って、縦抱きでも首がグラグラしない
・両手を合わせて遊ぶことができる

6カ月頃

・寝返りができるようになる
・腰が座って支えがなくても一人で座れるようになる

9ヶ月頃

・はいはいし始める
・つかまり立ちができるようになる

1歳頃

・ゆっくり何も持たずに歩くことができるようになる
・ペンを持つとぐるぐるとなぐり書きができるようになる

1歳半頃

・積み木を2・3個重ねることができる
・音楽などに合わせて全身を動かすことができる

2歳頃

・ボールを蹴ることができるようになる
・両足を一緒にしてジャンプすることができるようになる
・スプーンを使うことができるようになる

3歳頃

・三輪車に乗ることができるようになる
・丸を書くことができるようになる

4歳

・片足でジャンプすることができるようになる
・四角を書くことができるようになる

5歳

・スキップができるようになる
・お箸を上手に持つことができるようになる

 

 

子供は段階を踏みながら少しずつ…でも、ぐんぐん日に日に大きく成長していきます。そのため、「早く歩いて欲しいから」などとと言って、まだハイハイの段階にも関わらず、無理矢理一人で歩く練習を毎日させたり、歩行器ばかりを使ったりしていては、正常な成長発達の段階を踏むことができません。

 

正常な成長段階を踏まないまま次の段階に無理にステップアップしてしまうと、本来なら発達すべき筋肉が未熟なままであったりして、その後の生活に支障をきたす場合もあります。

 

なので、子供の成長発達には順序があり、一つ一つが大切な段階であるということをしっかりと把握し、子供が着実にそれぞれの発達段階を踏みながら成長できるように、大人はサポートするようにしましょう。

 

学習機能

 

子供,成長,目安

「これは何だろう?」などと言った様々な探索行動(※1)があって、その末、色々な学習機能が少しずつ発達をしていきます。

 

赤ちゃんの頃の探索行動がその後の学習機能にも大きく影響するということを把握した上で、温かくその発達段階を見守るようにしましょう。

 

(※1)探索行動とは
知らないものやことに興味や関心を抱き、それが一体どんなものなのかを知ろうとしたり確かめたりしようとする行動

 

 

~学習機能の大まかな目安~

 

新生児

・大きな音にびっくりする

3か月頃

・人の声をする方へ振り向く
・指しゃぶりや指を舐めたりするようになる
・周囲をキョロキョロと見るようになる

6カ月頃

・遠くにある玩具を取ろうとする
・声を掛けると振り向く

9ヶ月頃

・引き出しを開けて中身を触ったり取り出したりする
・嫌だと感じたら、その後同じことは避けようとする

1歳頃

・大人の簡単な行動を真似する
・意味を理解して「まんま」「ママ」などと単語を話す

1歳半頃

・絵本などで知っているものなどを指さす
・欲しいものの名前を言う

2歳頃

・2つの単語を合わせて話をする
・我慢が少しずつできるようになってくる

3歳頃

・「これは何?」「どうして?」などと色々なことを質問する

4歳頃

・経験したことなど過去の話を振り返って話をする

5歳頃

・数字や文字を書いたり読んだりする
・今日や明日や昨日などがはっきりと分かる

 

子供の人間関係についての成長目安

 

子供は色々な人間関係の元ですくすくと成長していきます。子供にとってまず1番身近なのは「家族」です。

 

そして、大きくなってくると「友達」や「その他の周りの人」などと関係を持ち、それぞれとの人間関係の中で様々なことを学ぶことができます。

 

十人十色、色々な人間関係があるからこそ、子供は人として大きく成長することができます。

 

家族

 

子供,成長,目安

子供にとってまず1番身近な人間関係が「家族」です。家族と人間関係を構築していくにも、子供なりの成長発達があります。

 

特に、赤ちゃんと主に一緒に生活を送る養育者であるお母さんに対して、子供は様々な成長発達を遂げます。養育者であるお母さんと安心できる信頼関係を築くことができれば、その他の家族との人間関係も徐々に構築していくことができます。

 

そのため、家族との深いより良い信頼関係を子供が築くことができるように、まずはお母さんと赤ちゃんの信頼関係をしっかりと構築するようにしましょう。

 

 

~お母さんとの関係成長発達の大まかな目安~

 

新生児

・生後間もない頃は視力がはっきりしていないこともあり、母親が誰なのかまだわからない
・髪形やシルエットなどで何となくお母さんという存在を認識できるようになっているが、まだ見分けることはできない

生後4か月

・ようやく、自分のお母さんが誰なのかをはっきりと見分けて認識できるようになる

生後6カ月頃

・お母さんが自分の目の前からいなくなると不安になり、後を追いかけたり泣いたりする
・人見知りが徐々に始まり、お母さん以外の見慣れない人が抱っこをすると泣いたり嫌がったりする

生後9カ月頃

・人見知りが減り、お母さん以外の人に抱っこされてもなかなくなってくる
・お母さんが自分の目の前からいなくなっても、同じ部屋の中に存在しているということが分かるようになり泣かなくなる

1歳頃

・少しの間お母さんと離れていても、安心して過ごすことができるようになる

 

 

友達

 

子供,成長,目安

子供は、様々な活動を通して友達との人間関係を構築していきます。その中でも特に人間関係を構築させやすいのが、友達との遊びを通した体験です。

 

子供は遊びを通して様々な友達と人間関係を構築させていくため、遊びの成長発達について把握しておくことが、子供の成長具合を確かめるいい機会となります。

 

子供同士の関わり合いを見ながら「今はこの段階なんだな」「もう少ししたら一緒に遊び始めるかな」などと理解することができます。そのため、ぜひパーテン(※2)の唱えた遊びの分類について理解しておくことをおすすめします。

 

(※2)パーテンとは
1930年代に活躍した発達心理学者 子供が自由に遊んでいる姿を見て子供同士の関わり合い・遊び方について種類分けを行った

 

~友達との遊び方の成長発達の大まかな目安~

 

一人遊び

・他の子に話しかけたり近づいたりしない
・近くに友達がいても一緒に遊んだり同じ玩具で遊んだりしない

傍観的行動

・他の子が遊んでいる姿を見る
・声をかけたり近づいたりするが一緒に遊ぼうとはしない

並行遊び

・一見すると一緒に遊んでいるように見えても、それぞれで遊びを楽しむ
・他の子が使っている玩具に似た玩具を使って遊ぶ

連合遊び

・同じ玩具を使って一緒に遊ぶが、特に協力し合ったりすることはなく自分の興味に基づいた遊びを楽しむ

協同・組織的遊び

・同じテーマを持って友達と協力しながら一緒に遊ぶ
・おままごとやごっこ遊びのように、役割や仕事などの分担を友達同士でして一緒に遊びを楽しむ

 

 

子供は、このようにして友達という存在を遊びを通して少しずつ認識し、徐々に距離を縮めていきます。そうすることで「友達というものはどういうものか」ということが少しずつ分かっていき、友達との人間関係の中から

 

「他者を思いやる気持ち」
「他者と協力する大切さ」
「他者と一緒に過ごす楽しさ」

 

などを味わい体験することができるようになっていきます。

 

なので、まわりの大人は子供がより良い友達との人間関係が構築できるように、友達と交流できる場をできるだけ多く設けたり、一緒に遊んで構築を手助けしたりしながら温かく見守るようにしましょう。

 

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